(要約)  
   

平成14年3月(関連質問)

君津駅周辺の活性化について

<質問>
 今回のイトーヨーカドー君津店の営業継続については、市長はじめ商工会議所を中心に再三にわたる存続要請を行なってきた結果であり、市民の皆様も大変喜んでいる。
 行政としては、イトーヨーカドーの決断に応えるためにも、これを契機に、駅周辺の活性化にむけて積極的に取り組む必要がある。

 こうした観点を踏まえ、3点の質問をする。

1.君津駅周辺施設の整備について
<質問>
 君津駅周辺施設の整備については、行政が主導的に商工会議所と連携し、支援策を行なう一方で、まちづくりのために核となる公共性の高い施設の設置や、活気のあるまちとしていくためには、若者が多く集まってこなければならない。
 また、君津駅は、現在、毎日平均1万人を超える利用者がおり、こうした皆さんに対しても、駅周辺の活性化につながるような施策を推進しなければならないと考える。
 こうした点について、市はどのように考えているのか。

<回答>
 君津駅は、本市の玄関口であり、中心的な市街地であるため、駅周辺の活性化対策は大きな課題であり、これまでも検討してきた経緯もある。
 商業・業務施設は民間主導で進めるべきだが、今後は公共・公益施設を含めて検討していく必要がある。
 また、駅周辺に商業・業務機能を集積させるためには、駐車場を確保するとともに駅前のロータリーを改善し、人と車の流れを円滑にする必要があると考えている。
 
<質問>
 公共性の高い施設や若者の集う場の設置場所については、君津市の資産である北口駐輪場の有効活用の観点から、駅ビルといった立体的活用をし、次に、君津駅改札口から北口の高架歩道橋を拡張するなどで、設置場所を確保する。
 そして、イトーヨーカドーを中心とする坂田商店街や市営駐車場へつながる連絡道として活用していく。

 設置する施設については、多目的イベントホール、くつろぎスペースさらには、映画館、観光物産館、NPO・ボランティアセンター、市内案内や観光案内所などで、

 特に、必要と考えているのは、多目的イベントホールとくつろぎのスペースである。
例えば、多目的イベントホールについては、市民のミニコンサートや、絵画・写真・陶芸などの趣味を生かした個展、さらに若者のコミュニケーションの場としてのフリーマーケットなどができるホールで、
 くつろぎスペースについては、学生に人気のファーストフードやカフェなどを集中させ広くスペースをとったフードコートなど

 こうした施設を設置しながら、活性化につなげていくべきと考えるが、見解を聞きたい。

<回答>
 君津駅は、かって貨物ヤードとしての機能をもっていたが、その用途が変更になり、国鉄の民営化と併せてJRと清算事業団の用地に区分されたことから、市は清算事業団用地の一部を取得し、当面は駐輪場として整備してきた。
 また、跨線人道橋下の用地は、JR所有でほとんど使用していないようなので、駅前ロータリーや周辺を含めて一体的な土地利用を図る必要があると思う。
 そこで、将来展望に立って、駅周辺を整備するため、公共・公益施設の整備手法としてPFI方式等も踏まえ、土地利用や施設整備などの計画づくりを進めていきたい。


2.市営駐車場の拡張について
<質問>
 今後、公共性の高い施設の設置や若者の集う場の設置を実現させていく取り組みとあわせて、駅および駅周辺商店や施設利用者の利便性向上のためにも、現在の市営駐車場の拡張は必要不可欠であるが、市は、今後、市営駐車場をどのように考えているのか。

<回答>
 今後かずさアカデミアパークやアクアライン、更には館山道のインパクトを受けて、公共施設や商業・業務施設など、都市機能の集積や充実に伴い、駐車場の需要は増加するものと考えている。
 一方、都市機能の集積に伴い、民間駐車場は、土地利用の転換が予想され、駐車施設の供給量は減少するものと考えている。
 特に、短時間での駐車、いわゆる一時駐車の施設は、市営坂田駐車場以外にはなく、駅周辺の活性化には必要であると認識している。
 今後の整備・増設については、総合的な対策の一環として、次期まちづくり計画の中で、駐車場整備計画を策定し、細部にわたる検討を加え、まちづくり総合支援事業を活用し、増設にむけて努力していく。立体駐車場として拡張予定


3.駅前ロータリーの整備について
<質問>
 君津駅は、君津市の表玄関としてイメージアップが必要である。現在の君津駅前ロータリー内は、バスやタクシーの運行、乗用車での乗降などで煩雑な状況になっている。交通対策が必要であると考えるが、今後どのように考えているのか。

<回答>
 君津駅北口のロータリーの整備については、タクシープールやバスターミナル、歩道の高質化等、総合的な施設の整備にむけて、来年度から計画している「まちづくり総合支援事業」の中で検討していく。


<要請>
 冒頭述べたように、イトーヨーカドーの決断を無にすることなく、継続営業を要請した行政の責任として、君津駅周辺の活性化を本気になって取り組んでいかなければならない。
 君津駅周辺の活性化について、早急に将来に夢多き実施計画を作成し、実現にむけ積極的に取り組むよう要請する。
   
   
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